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晴天の浅草 三社の熱 本社神輿渡御

東京

2018年5月21日

初めて作った子ども用法被を着て神輿を元気に担ぐ子どもら

 浅草神社(台東区)の三社祭は最終日の二十日、早朝に宮出しされた三基の本社神輿(みこし)が、氏子町内を一日かけて渡御した。新調した子どもの法被も登場。晴天に恵まれ、お囃子(はやし)の音と、神輿を担ぐ声が街中に響き、浅草は終日お祭りムードに包まれた。 (飯田克志、井上幸一)

 つくばエクスプレス浅草駅西側の浅草芝崎町中町会では、新調した子ども用の若草色の法被が披露された。粋な法被を着た子どもらは子ども神輿を担いだり、山車を引いたりして、街中を威勢良く練った。

 町会によると、二〇一二年に大規模マンションができたこともあり、参加する子が百人から三百人に急増。「子どもに法被を着せたい」といった声が親たちらから上がり、町会が音頭を取って初めて作った。

 この日は、暑さから法被を着ていない子が多かったが、法被姿の小学五年生の杉本紫音(しおん)君は「法被は目立って格好いい」とうれしそう。

 小学三年の新井結士(ゆうじ)君は「神輿は重かったけれど、楽しかった」と満足げ。新井君の友達で小学三年の小橋洸太(こうた)君は「来年は法被を着て神輿を担ぎたい」と意気込んでいた。

 町会の田中清幸・副会長(65)は「浅草の子どもらしい思い出になればいい」と目を細めた。

雷門通りで、神輿などを撮影する外国人ら=いずれも台東区で

◆外国人も興奮「輝いてる」

 雷門通りと、馬道通りは歩行者天国となり、浅草観光連盟主催の「お祭り広場」に。本社神輿を担ぐ以外の時間に、各町会が町神輿や子ども神輿を繰り出した。

 雷門通りの雷門の前は、神輿が集結する絶好の撮影スポットで人、人、人。カメラを向ける外国人の姿も目立った。

 「日本のお祭りに初めてきた。下町の雰囲気が感じられてすごく楽しい」と、四月から日本のホテルで働いている台湾人女性の徐敏綺(じょびんき)さん(26)。「台湾のお祭りと違って、外国人観光客が多いと感じる。普段の浅草とは様子が違う」と語り、スマートフォンで街のにぎわいも熱心に撮っていた。

 日本に初めて観光に訪れたというインドネシア人男性のブーア・ナさん(40)は神輿を担ぐ人たちを動画でも記録。「とても興奮するよ。神輿が輝いているところがいいね」と話していた。

 シアトルから来たという米国人男性(40)は、「自分たちとは違う文化を感じる」と、次々とやってくる神輿の姿を一眼レフのカメラに収めていた。昼すぎの段階で四百七十枚以上撮影したといい、「一日で千枚は超えちゃうね」

 

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