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<東京人>アジアンタウン 起業家集まる大久保

東京

2018年5月20日

韓国・ベトナム・ネパール料理店など、各国料理店が入居するビルが多い大久保通り=尾田信介撮影

 外国人住民の割合が十人に一人を超す新宿区。区が在留外国人向けに発行する暮らし方のパンフレットの言語は七カ国語に。かつて大久保はコリアンタウンとして知られていましたが、最近はベトナム人やネパール人が急増し、加えて中東系の顔立ちも目立つようになりました。

 東京人最新号では、大久保で働く外国人三人で座談会を行いました。

 「大久保に引っ越してきたとき、母国の食材や日用品を売る店がいくつも見つかり、これなら暮らせる、と安心しました」と話すのは、ネパール人歌手のソナ・K・Cさん。ベトナムコーヒー店「Egg Coffee」を経営するズォン・アン・ドゥックさんは「留学生として私が日本に来たころは同郷人が集まる場所がなかった。みんなで集まる場所を作ろうと起業しました」と続けます。

 韓国人の朴相範(パクサンボム)さんは日本の大学卒業後に日本企業に就職し、ベトナム転勤の経験から、同国製品の輸入販売や情報誌を発行する会社を立ち上げました。「大久保は、東南アジアの活気があって、安定した日本とは違う刺激がある。商店街に集まる人たちの国籍もさまざまで、外国人がビジネスをしやすい場所ですね」と街の魅力を話します。

 アジア各国の料理が並ぶ「アジア屋台村」は、大久保では珍しい業態と三人は口をそろえる。今まで国ごとだった事業やイベントが、国の枠を超えて広がりつつあるようです。 (「東京人」編集部・久崎彩加)

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 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、6月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

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