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狛江市長のセクハラ疑惑 共産党市議団が市を提訴

東京

2018年5月15日

黒塗り部分を示しながら説明する狛江市共産党市議団の鈴木悦夫幹事長=同市で

 狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長による複数の女性市職員に対するセクハラ行為疑惑で、共産党市議団は十四日、市が加害者の役職名など一部を黒塗りにして公開したセクハラ相談記録の文書について、市に加害者部分の非公開を取り消すよう求めて、東京地裁に提訴した。

 高橋市長のセクハラ疑惑については、三月の市議会定例会で共産党などの女性市議が、情報公開請求で入手したセクハラ相談記録や女性職員の証言などに基づき「加害者は市長ではないか」と追及。市長は「身に覚えのないこと」と一貫して否定してきた。

 訴状では、市が加害者部分を「加害者」ではなく、「加害者とされる人物」だとして非公開にしたことについて、市議会で市側が「副市長がやんわりと伝え、その人物も反省した」などと説明し、行為者が事実関係を認めていると指摘。さらに副市長が「やんわりと言う」相手は市長しかおらず、黒塗りは二文字の役職名で「市長」以外には存在しない。この件では公職にある市長はプライバシー保護の対象にはならず、非開示は違法だと主張している。

 会見した内藤裕子弁護士は「市は加害者開示は被害者の特定につながると言うが、対象の女性職員は三百六十人以上おり、特定される心配はない。法廷で真実を明らかにし、再発防止につなげたい」と語った。これに対し、狛江市の高橋良典・企画財政部長は「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。 (鈴木貴彦)

 

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