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小笠原返還50周年記念寄席 21、22日 父島と母島で開催

東京

2018年5月11日

小笠原諸島の母島で落語を披露する三遊亭美るくさん=2017年6月

 小笠原とかけまして、健康な人と解きます。じゅうたいと無縁です−。6月に米国から返還されて50周年を迎える小笠原諸島で、小笠原に縁のある落語家らが記念寄席を企画している。離島好きが高じ、2013年から毎年、小笠原で落語会を開いてきた三遊亭美るくさん(38)が仲間の落語家らに呼びかけ、今月21、22日に父島と母島で開く。

 美るくさんは「(島民の)みなさんが盛り上がっているところに、一花咲かせるサポートをしたい」と話している。

 父島の小笠原海洋センターで二十代のころ、ウミガメ飼育や調査のボランティア経験がある三笑亭可風さん(43)は「一年の三分の二、ギョサン(島民愛用のサンダル)を履いてシマ(小笠原)をアピールしています。勝手にシマ観光大使です」と思い入れを語る。

 紙切り芸の林家楽一さん(37)は客のリクエストに応じて即興で「小笠原の特別な自然、文化を表現したい」と意気込む。

 兄島や弟島のほか硫黄島も小笠原諸島。硫黄島に駐留する自衛隊員の前で落語を披露したことがある三遊亭歌武蔵さん(50)は、返還された一九六八年生まれだ。「小笠原とかけまして、歌武蔵と解きます。その心は、父と母と兄弟のおかげで五十を迎えました」となぞかけを披露した。

 武蔵川部屋に入門し関取を目指したことがある歌武蔵さんは「小笠原も東京ですから、江戸落語の雰囲気をぜひとも味わっていただきたい」と笑顔で抱負を語った。

20代のころ、小笠原諸島の南島でカツオドリの調査をする三笑亭可風さん=本人提供

三遊亭歌武蔵さん=中野区で

 

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