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板橋、隠れた魅力紹介 観光ガイド本 好評

東京

2018年5月10日

板橋区の団地などを巡る観光ガイド本「板橋マニア」=板橋区で

 板橋区の歴史や地形など隠れた魅力に着目した観光ガイド本「板橋マニア」が人気だ。川や水路に覆いをした「暗渠(あんきょ)」を追跡する「暗渠ハンター」、区と区の境界を探求する「境界協会」など専門家やマニアによるディープな記事を満載。三月末発売の初版千冊が品薄となり、三千冊を増刷したという。 

 暗渠ハンターは「見えない川を探す旅」と銘打ち、街に隠されたポイントを地図付きで紹介する。都営三田線志村三丁目駅北側の駐輪場に残る謎のコンクリート塊は川の護岸跡だという。歴史ある銭湯のそば、くねる緑道など暗渠発見のヒントも示し、街歩きを宝さがしのように楽しくしてくれる。

 「境界協会」は、東西南北の区界を探る。北区との区界は、浮間ケ池の真ん中にある。板橋、練馬、豊島の三区界は、各区の境界標が道路に埋め込まれ、うち二つがなぜかくっついている。これを「境界キスマーク」と名付け、注目する。

 武蔵野台地のへりにある地理やその歴史をはじめ、団地などの区民の暮らし、郷土グルメ、地元メーカーのものづくりなどを五章構成で紹介。板橋区の担当者は「本を通じて普段着のままで歴史と文化を感じられるまちを知ってほしい」とアピールしていた。

 出版社「フリックスタジオ」が編集を担当し、区が監修。A5判、二百六十三ページ。千八百円(税別)。地元書店などで販売している。問い合わせは区くらしと観光課観光振興グループ=電03(3579)2251=へ。 (増井のぞみ)

 

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