XMenu

障害者のためのサッカースクール 調布で13日キックオフ FC東京が市と共催

東京

2018年5月8日

あおぞらサッカースクール開校の基になった小中学生向けの「にこにこサッカークリニック」=今年1月、調布市で(市提供)

 Jリーグ一部のFC東京は本拠地・味の素スタジアムがある調布市で十三日から、知的障害や発達障害のある子どもや大人を対象にした「あおぞらサッカースクール」を市と共催で開校する。FC東京が自治体と連携して障害児者向けスクールを開くのは初めて。クラブは「地域とのつながりを深めたい」としている。 (鈴木貴彦)

 FC東京は調布市内で二〇〇二年から、障害児向けに「にこにこサッカークリニック」を不定期で開いており、スクールはその経験から生まれた。久保田淳・地域コミュニティ統括部長は「今まではイベント的な不定期開催で会場も毎回違っていた。障害のある人がサッカーを楽しむ機会をもっと増やせないか、と同じ思いの調布市と連携、開校を決めた」と説明する。

 スクールは一年間で、毎月第二日曜日に開催。会場は、スタジアムの向かい側にあるスポーツ店屋上のフットサルコート。講師はFC東京サッカースクールのコーチ陣が務める。月会費五百円で入会金はなし。毎年、参加者を募る。

 クラスは三つ。「エンジョイクラス」は小学生から大人まで対象で、ボールを蹴る楽しさを経験してもらう。「チャレンジクラス」は小学生と中学生以上の二クラスあり、グループでサッカーを楽しむ。各クラス二十人で総定員は六十人。市内在住、在学、在勤者に応募資格がある。

 本年度は既に募集を締め切ったが、定員を上回る応募があった。久保田さんは「十数年前に小学生でクリニックに参加した子が二十歳を過ぎて今回応募してくれ、うれしかった。同時に、それだけサッカーをやる機会が少ないとあらためて感じた」と言う。

 市障害福祉課の山口剛史さんは「味スタの見学やFC東京の選手たちとの交流会なども企画していく。二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックを盛り上げる意味でも、サッカーを楽しむ機会を大切に育みたい」と話している。

 

この記事を印刷する