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戦争の歴史と展、望語り合う「小笠原」 24日、研究者ら「返還50周年シンポ」

東京

2018年5月2日

小笠原・父島の二見湾。小笠原諸島は、独自な生態系を持つとともに戦争に翻弄されてきた歴史を持つ

 小笠原諸島(小笠原村)が米国から返還されてから六月で五十周年となることを記念したシンポジウムが二十四日、都議会議事堂都民ホールで開かれる。独自の生態系を擁する世界自然遺産の島として知られる一方で、戦争に翻弄(ほんろう)された小笠原の歩みを振り返り、今後の展望などについて研究者らが語る。

 小笠原諸島は、大陸と地続きになったことがない海洋島で、固有種の動植物が数多く生息する。一八三〇年に欧米人と太平洋諸島民が入植し、明治時代に日本領が確定。戦後は欧米系島民約百三十人を除き、一九六八年の日本復帰まで帰島できなかったなど特異で複雑な歴史を持つ。

 シンポでは、石原俊・明治学院大教授と山田吉彦・東海大教授がそれぞれ島の歴史や海洋資源の保全の面から果たす役割について基調講演。この二人に加え、森下一男・小笠原村長や菊地俊夫・首都大学東京教授が参加するパネル討論もある。

 午後一〜五時で、入場無料。参加希望者は、ホームページからかファクス=03(6804)1348=で九日までに申し込む。詳細は「小笠原 50周年記念シンポジウム」で検索。問い合わせは、事務局=電03(6804)1346=へ。

 一方、都議会議事堂の都政ギャラリーでは二十四〜三十日、小笠原に関わる歴史的な写真などのパネル展示が催される。午前九時〜午後六時(初日は正午から、最終日は午後四時まで)。 (榊原智康)

 

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