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加担少年「人生ダメになる」 証言DVD警視庁、都立高で上映

東京

2018年4月28日

 ニセ電話詐欺に加担する少年を減らそうと、警視庁は多摩少年院(八王子市)で更生を目指す三人の証言をまとめたDVD「『後悔』〜過ちに気付いた少年たち〜」を制作、都立足立工業高校(足立区)で二十七日、初めて上映した。全校生徒約四百四十人が、詐欺グループに利用された少年らの「関わったら人生をダメにしてしまう」とのメッセージを受け止めた。

 「金が欲しいという欲望に負けてしまった」「最初は申し訳ないと思ったけど、そのうちに、だまされる方が悪いと思うようになった」。映像では、少年三人が赤裸々に語った。

 先輩や仕事の知人に誘われ、現金などを受け取る「受け子」や、受け子の勧誘をするようになり、グループから抜けられなくなった。「身分証をとられたので、もう逃げられないと思った」。逃げようとした人に対しては「暴力団と数人でボコボコにした」。上映後、警視庁の担当者は「捕まりやすい役割を少年たちにやらせている」と強調。「書類を受け取るだけで金がもらえる」などの誘いに乗らないようにと、注意を呼びかけた。

 二年生の男子生徒(17)は「僕らみたいな生徒が関わっていることに驚いた。誘われても、きっぱり断りたい」と話した。 (福岡範行)

 

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