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駅間で線路またぐ、珍しいビル建設 西武HDが来春開業目指す

東京

2018年4月22日

池袋−椎名町駅間に建設中の仮称・西武鉄道池袋ビル(西武HD提供)

 「ガッタン、ゴットン」と発着する列車音。その上でつち音が響く。西武池袋線の線路をまたぐ仮称・西武鉄道池袋ビル(豊島区南池袋一)の建設が池袋−椎名町の駅間で進んでいる。線路脇にあった同社保有の池袋旧本社ビルを建て替える賃貸オフィスビルで、来春のオープン予定。本社をここに移す親会社の西武ホールディングス(HD、埼玉県所沢市)によると、駅間で線路をまたぐ構造は非常に珍しいという。

 鉄骨地下二階、地上二十階建て。延べ床面積は東京ドーム一個分超の約五万平方メートルで、建て替え前の約二・七倍となる。耐震性を高める筋交いの鉄製の補強材を全面に配した外観も特徴で、鉄道の運行状況を図にしたダイヤグラムをイメージさせる。二〇一五年九月に着工、総事業費は約三百八十億円だ。

 線路と線路をまたぐデッキがある一、二階は商業施設、三階には中間免震層が入る。事務所は四〜十八階の十五フロアで、外面を補強材で支えているため一フロア約二千百平方メートルに柱がない。西武HDの広報担当者は「沿線を代表するターミナル駅・池袋の新しいランドマークになってほしい」と期待する。 (増井のぞみ)

 

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