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<変わる東京2020>日本橋エリア「ムロホン」もっと楽しく 街並み残しライトアップやイベント

東京

2018年4月18日

現在の街並みを残してまちづくりが進む日本橋室町と日本橋本町を略した「ムロホン」エリア=中央区で

 再開発が進む中央区の日本橋エリアで、「ムロホン」の愛称で呼ばれる、日本橋室町一丁目と隣接する日本橋本町一丁目の活性化プロジェクトが始動した。一帯の再開発を主導してきた三井不動産と地元の商業者が連携。従来の大型開発の手法を取らず、古くからの街並みを残しながら、にぎわいづくりに取り組む。(神野光伸)

 日本橋エリアは二〇〇〇年代に入り、商業施設のコレド日本橋やコレド室町が相次いで開業、街並みが大きく変わっている。首都高速道路の日本橋周辺の地下化をにらみ、一帯には高層ビルや商業施設が次々と建設される予定だ。

 一方、ムロホンは、同じエリアにありながら様子が異なる。百貨店などが立ち並ぶ目抜き通りから一歩入った場所にあるため、昔ながらの飲食店が集まり、人気スポットになっている。ただ、夜間は暗く人通りが少なくなる、といった課題もあった。

 そこで、ムロホンの商業者有志は、地元の活性化につなげようと「室一本一にぎわいの会」を昨年一月に発足。周辺の街路樹のライトアップやあんどんの設置などを進め、地元店舗による屋台イベントも開催している。

 三井不動産は、既存ビルの建て替えや改修を進め、飲食店、ベンチャー企業を誘致。今年三月までに開業させた三棟のビルは、外観に「にほんばしムロホンビル」のロゴを入れ、周囲の景観に溶け込むようなデザインに仕上げた。今後も同様のビルを増設し、ムロホンへの新規参入を促したい考えだ。

 これらの取り組みが、近隣の商業施設からムロホンへの回遊性を高める効果を上げているという。

 会のメンバーで、日本橋本町一のすし店経営者佐久間一郎さんは「日本橋を訪れた人が一日中、滞在を楽しめるようにしたい」と思いを語った。

 

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