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山本有三記念館 輝き再び 改修完了、一般公開し企画展

東京

2018年4月15日

修復された山本有三記念館=三鷹市下連雀で

 建物の保存・改修のため昨年六月から長期休館していた三鷹市の指定有形文化財「山本有三記念館」(下連雀二)が今月からリニューアルオープンし、一般公開されている。記念の企画展「山本有三、作家の遍歴」も始まった。 (鈴木貴彦)

 記念館は、「路傍の石」「真実一路」などで知られる作家・山本有三(一八八七〜一九七四年)が暮らした洋館。大正末期に建てられてから約九十年が経過し、外壁がはがれるなど老朽化が進んでいた。

 改修では耐震補強やレンガ造りの煙突や外壁タイルの修復、室内の改装などが行われた。市は修復費用の一部をクラウドファンディング(インターネット利用による寄付)で募り、市内外から目標の三百万円を超える五百十八万円が寄せられた。

 企画展では山本有三の写真や自筆原稿、新聞連載時の広告、初版本などを展示。明治、大正、昭和を生きた作家の生涯をたどる。学芸員の三浦穂高さんは「劇作家、長編小説家、政治家など、多彩な有三の生き方に迫りました。装いを新たにした展示室でじっくり見ていただければ」と話している。

 企画展は九月二日まで。入館料三百円。月曜休館。問い合わせは同館=電0422(42)6233=へ。

 

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