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五輪聖火、15日間のルートは 知事が全62区市町村巡回に意欲

東京

2018年4月13日

 二〇二〇年東京五輪の聖火リレーは、都内を十五日間走ることが決まった。一九六四年の前回東京大会では四つのルートが設けられ、都内は三日間で計約二百キロを走った。今回は聖火を分けることが認められていないため一ルートになる。小池百合子知事は全六十二区市町村を通るルートにしたい考えだ。 (清水祐樹)

 「最大限の配慮をいただいた。実行委員会をつくり、皆さんが納得できるルートをつくりたい」。小池知事は十日、東京五輪・パラリンピック調整会議で十五日間と確定したことを受け、全区市町村での巡回にあらためて意欲を示した。

 今後は大会組織委員会がルートやランナー選定の基本ルールをつくる。各都道府県は実行委を設置して市町村などと詳細を詰める。聖火リレーの詳細は二〇一九年中に国際オリンピック委員会(IOC)へ報告するため、本年度中に固める必要があるという。

 一九六四年大会では都が十月七〜九日、千葉、埼玉、神奈川、山梨の四ルートで当時丸の内にあった都庁まで聖火を運んだ。各地区の実行委が選んだランナーは計二千七百八十三人。開会式の十日は組織委が都庁から国立競技場まで運び、聖火台に点火された。

 今回は一ルートしかないため、全区市町村を巡回するには、六四年大会でルートになかった島しょ部九町村の移動が成功のカギとなる。特に本土から約千キロ離れた小笠原村は交通手段も限られる。

 開会式は七月二十四日なので、ランナーらの暑さ対策も必要だ。都の担当者は「パレードを十五日間やるようなもの。交通や警備などを考えると大変なことだ」と気を引き締めている。

 

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