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日の出・宝光寺の「鹿野大仏」完成 鎌倉の大仏より大きく

東京

2018年4月12日

公開初日から参拝に来る人で混雑が続いた鹿野大仏=日の出町で

 日の出町平井の曹洞宗宝光寺に「鹿野(ろくや)大仏」が完成し、十一日から一般の参拝者向けの公開が始まった。

 本体の高さは十二メートル。一一・三メートルの鎌倉の大仏を上回る。横幅は約十一メートルで台座などを含めた高さは約十八メートル。青銅製で山形市で部品を鋳造し、寺に運んで組み立てた。

 先代住職が布教を願って四十年ほど前に建立を決意。遺志を継いだ八坂良秀住職(64)が五年かけて完成させた。八坂住職は東日本大震災で修行時代の仲間を亡くしており、「犠牲者を供養したいという思いが募り、建立を急いだ」と語る。

 この日は午前中から参拝に来る人が絶えず、青梅市から友人と訪れたパート樋口有子さん(59)は「山ばかりの地域に急に名所ができた感じ。眺望もいいし、立派な大仏さまで感動した」と話した。八坂住職は「訪れた方にほっとしてもらえるよう、お顔を優しい表情にした。観光面でも多摩地域全体が元気になるような拠点の一つに育ってくれれば」と期待を込めた。

 参拝無料。鹿野山の麓にある寺から十分ほど山道を登る。寺まではJR五日市線武蔵増戸駅から徒歩二十五分。同線武蔵五日市駅、青梅線福生駅からバスで「塩沢秋川霊園バス停」下車、徒歩五分。 (鈴木貴彦)

 

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