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和太鼓で健康づくり 高齢者向け、浅草で教室

東京

2018年4月3日

91歳の桑原さん(後列中央)をはじめ、受講者全てが70歳以上の太鼓レッスン。中央のピンクの服は指導員=台東区で

 和太鼓たたいて、元気いっぱい−。台東区の太鼓スクール「TAIKO−LAB(タイコ ラボ)浅草」(浅草三)は四月から、おおむね七十歳以上を対象とした「健康和太鼓教室」を始める。運営会社「太鼓センター」(京都市)によると、関西圏では既にスタートしているが、首都圏では浅草が初めての試み。一足先に、普段の教室をのぞいてみた。 

 「ドン、ドン、ドン、テケテン。ドン、テケ、ドン、テケ…」。指導員の声に合わせ、五人の女性がばちを振り下ろす。三月中旬、平日の午後の通常レッスンの一幕。五十歳以上の「ミドル」クラスだが、参加者はみな七十歳以上だった。

 最高齢の桑原ヨシさん=墨田区=は九十一歳。「習い始めて十二年目。血圧が高めだけど、ここに来ると下がる。ストレス解消よ」と元気な様子。「たたき方を暗記するので頭も使う」と、認知症予防効果も感じているとか。

 こうしたやや高齢者向けの教室から派生した健康和太鼓教室は、技術の習得より笑顔、仲間づくりを優先するという。月三回各一時間の太鼓指導で、毎回三十分の茶話会付き。足腰の弱い人は座ったままでばちを握ってもいい。

 運営会社は、関西学院大などと共同で、和太鼓が人体に与える影響を研究してきた。ヘルスアップ事業部の倉持武夫さん(63)は、「東京での拠点であり、高齢化率も高いので、浅草から始める。閉じこもりがちな方にも、気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 月謝は当面六千四百八十円。四月中は無料体験レッスンが十三、十七、二十、二十四日にある。問い合わせ、申し込みはTAIKO−LAB浅草=フリーダイヤル(0120)620155=へ。

 このほか、TAIKO−LABの指導員が教えるイオンカルチャークラブ葛西店(江戸川区西葛西三)でも、六十歳以上を対象とした同様の健康和太鼓教室を四月から開始する。 (井上幸一)

 

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