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障害者「みんなと書道」 王子で13日、展示会

東京

2018年4月2日

書道クラブで力強く文字を書く太田裕貴子さん=北区で

 社会福祉法人「ドリームヴイ」(北区)の書道クラブが四月から幅広く障害者の参加を受け入れる「みんなと書道 一九三(いっきゅうさん)」にリニューアルした。新たなクラブとなって初めての展示会を十三日から北区王子一の北とぴあで開く。 

 書道クラブは二〇〇四年、障害者の就労支援センターなどを運営する社会福祉法人ドリームヴイが、働く障害者のリフレッシュを目的に誕生した。メンバーが増加し、今では都内各地の知的障害者ら二十六人に。未就労者も増えたことでドリームヴイから独立した。新たなクラブ名の一九三は、とんち話で知られる禅僧の一休宗純(そうじゅん)(一三九四〜一四八一年)にちなんだ。資金難などの課題に直面する中で、一休が残したとされる言葉「心配するな 大丈夫 なんとかなる」に背中を押されたためだ。

 活動は月一回。上手な書に拍手を送る姿も。互いに刺激し合い、腕を磨いてきた。前身のクラブ時代から指導を続ける有馬高枝さん(74)は「書道を通し、存在を認められていると自信を持てる。書く人も、手伝う人も、みなが元気になるクラブにしたい」と話す。

 展示会では「花」「笑」など、ダイナミックな筆遣いでそれぞれの好きな漢字一字を書いた五十二点を飾る。北区の太田裕貴子さん(43)は、宇宙飛行士の向井千秋さんにちなみ、「向」を出品。母の須美子さん(70)は「娘は作品を見てもらうことがとても好き。展示会を楽しみにしています」と話していた。

 十五日まで。入場無料。問い合わせは「みんなと書道 一九三」=電048(542)7602=へ。(中村真暁)

 

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