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日本画眺め、和の文化感じて 僧侶が描いた作品背景に 南青山で2日まで

東京

2018年3月31日

桜を描いた日本画作品の前で語り合う永田僧侶(右)と工藤さん=港区で

 浄土宗僧侶の永田英司さん(68)が描いた日本画を背景に、日本文化の第一線の担い手たちが演奏や語りを披露するイベント「凜(りん)として在りたい」が、港区南青山のイベントホール「ラ・コレッツィオーネ」で開かれている。東京新聞後援。四月二日まで。

 草木や花を描き、「命をじっと観察し、描いていると安心できる」と話す永田さん。六歳で父を亡くし、心にあいた穴を埋めるかのように絵を描き続けてきたという。

 美術の専門学校を経て、日本画家の結城天童氏に弟子入り。日本画を描きながら一九八九年に在家僧侶となった。現在は横浜市緑区の桂林寺で住職を務める。

 今回、三十年描きためた作品を公開したいと、二十年来の友人でプロデューサーの工藤忠継さん(78)に企画演出を依頼。日本文化をじっくり味わえるよう、日本画と邦楽、お香を一緒に味わえる趣向にした。

 創香家の今井麻美子さんが和の香りで会場を満たし、鑑賞しながら四季をめぐれるように作品四十六点を配置。大作「臥龍(がりゅう)桜」の前に舞台を設け、新内如月(きさらぎ)派家元代行の鶴賀喜代寿郎さん、筑前琵琶奏者の奥村旭翠さん、江戸糸あやつり人形主宰の上條充さんらが日替わりで出演。

 文学者ドナルド・キーンさんのビデオメッセージも上映する。永田さんは「おおらかな命の絵、渾身(こんしん)の演奏から生きる力を感じて」と話す。

 午前十時〜午後七時(最終日は午後五時半)。入場無料。

 問い合わせはニューミレニアムネットワーク=電03(6417)4351=へ。 (井上圭子)

 

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