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スピノサウルスの頭骨化石 成城学園にOB寄贈

東京

2018年3月15日

スピノサウルスの化石を観察する児童ら=世田谷区の成城学園で

 地上最大級の肉食恐竜スピノサウルスの頭骨の化石が、成城学園(世田谷区成城)に寄贈され、初等学校の六年生約四十人の前で除幕された。

 スピノサウルスは中生代白亜紀に北アフリカに生息し、最大で体長一八メートル。頭はワニに似て、背中に帆がある。魚を食べ水中生活をした。かつて全身骨格がドイツにあったが、第二次世界大戦中に消失、謎の恐竜とされる。頭骨はモロッコで見つかり、長さ一・三メートル、幅〇・四メートル、高さ〇・五メートル。

 寄贈者は、成城大大学院出身の化石収集家で、現在はユマニテク短大准教授の十津守宏さん(44)。「スピノサウルスでこれほど質のよい化石はない。最も世話になった学園で、子どもたちが自然科学に関心をもつ一助になれば」と、イタリアの収集家から購入した。

 十津さんが「どうして絶滅したか、どうしてこういう形か、化石を通して関心をもって」と話すと、児童たちは興味津々で「脳の大きさは」「足は速いの」など次々と質問が飛び出した。

 化石は研究のため博物館に貸し出すが、同時に寄贈されたレプリカを校内に展示する。イベントにあわせて一般公開も検討している。 (松村裕子)

 

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