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遠い復興、支え続ける 市民団体など 小平で活動紹介の企画展

東京

2018年3月9日

復興が進んでいない福島県双葉町の写真などを展示している会場=小平市で

 東日本大震災の被災者支援を続ける小平市の22の市民団体、大学などの活動を紹介する「忘れない3・11展」が、市中央公民館(小川町2)で開かれている。主催する実行委員会メンバーで市福島県人会事務局長の高橋雅子さん(62)は「間もなく7年になるのに、復興とは程遠い地域もある。継続的な支援が必要なことをあらためて知ってほしい」と呼び掛けている。 (服部展和)

 同県人会は、定期的に訪れている福島県双葉町や浪江町で昨年九月に撮影した写真約四十枚を展示。津波で壊れたままとなっている民家や雑草が生い茂る田畑、フェンスで立ち入りが制限された区域など、復興が進んでいない現状を伝えている。飯舘村で除染ごみを入れたフレコンバッグの山を見て涙が出たという高橋さんは「震災の記憶を風化させないでほしい」と話した。

 「ふくしまキッズプロジェクトinこだいら」は、夏休みなどに福島の子どもたちを小平に招待する活動を紹介。嘉悦大と「小平井戸の会」は、大規模災害時に役立つ可能性があるとして市内の井戸を共同調査した結果を展示している。警視庁や東京消防庁による震災当時の救助活動の写真や、防災グッズも並ぶ。

 同展は十一日まで。入場無料。十日午後一時半から、福島県浜通り復興共同センター事務局長の菅家新(かんけあらた)さんが「あれから七年、復興の現状と被災者のいま」と題して講演する。十一日午後二時からは、市民と音楽家によるチャリティーコンサートを開催。救命・消火訓練や小学生向け防災教室(十日)、震災関連の映画上映会(十、十一日)もある。

 問い合わせは実行委の奥野宏子さん=電090(2402)5704=へ。

 

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