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音楽通じ平和発信 墨田で演奏会「禁演落語」高座も

東京

2018年3月7日

 東京大空襲のあった10日に合わせ、数々のイベントで平和を発信する「すみだ平和祈念コンサート《すみだ×広島》」が、墨田区錦糸1のすみだトリフォニーホールで開催されている。8日午後7時から被爆地の広島市を拠点にする「広島交響楽団」、10日午後6時からは同ホールを拠点にする「新日本フィルハーモニー交響楽団」が平和の調べを奏でる。

 同区は大空襲で大きな被害を受けたことから、ホールが開館した1997年、コンサートが始まった。今回は開館20周年記念として、広島交響楽団などのコンサートを企画した。

 マーラー「亡き子をしのぶ歌」(広島交響楽団)など、「平和」を意識した選曲になっている。9日正午からは、区役所1階で両楽団の楽団員による無料のミニコンサートもある。

 10日午後2時からは、戦時中、落語家たちが自粛を余儀なくされた「禁演落語」の高座もある。当時の落語界は、国家総動員法などで政府が統制を強化していたため、遊郭や酒などにまつわる53話を、時局にそぐわないとして自粛した。今回は桂文治さん、春風亭柳若さんらが口演する。

 コンサートと高座は有料。問い合わせは、同ホールチケットセンター=電03(5608)1212=へ。

  (飯田克志)

 

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