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障害者のおしゃれ提案 活動伝える写真展

東京

2018年3月5日

永広柾人さん(手前)と一緒に、デザインの変えられる毛布カバーを考える参加者ら=港区のアトムCSタワーで

 障害者のファッションについて語り合い、おしゃれな衣服デザインやコーディネートなどを生み出すプロジェクト「みなとコオフク塾」の活動を紹介する写真展「コオフクのカタチ展」が八日から、港区のアトムCSタワーで始まる。(原尚子)

 「車いす生活でも、おしゃれがしたい」−。会社員の西村佳子さん(50)がかつて耳にした障害者の声がきっかけだった。数年前、任意団体「CO−FUKU」を立ち上げ、港区を拠点に健常者と障害者の交流塾を始めた。

 今年に入り、二回開かれた塾には延べ五十三人が参加。視覚障害や精神障害のある人、車いす利用者などさまざまな障害がある人たちがファッションについての思いを健常者と共に語り合っていた。

 「車いすに乗っても、きれいに見えるスカートが欲しい」「車輪に巻き込まれるので袖口に飾りが付いた服が着られない」など障害者の要望や悩みが次々飛び出す。

 「みんなで話しているうちにいろんなアイデアが浮かび、おしゃれを敬遠していた自分でも楽しめるかもという希望が見えた」と話すのは車いす生活を送る港区の永広柾人(まさと)さん(24)。「冬は毛布を掛けて生活するので、下に何を着ても同じ」とこぼしたところ、「じゃあ、デザイン性に優れた毛布カバーでファッションを楽しもう」というアイデアが出たという。

 横浜市から参加した健常者の四十代女性は「障害者の目線で服を考える、動きが広まればいい」と塾の意義を感じていた。

 塾から生まれたアイデアは将来の具体化を模索していく。写真展では、この活動の様子を、自らも視覚障害のあるカメラマン、長浜谷晋(すすむ)さんが撮影した作品で紹介する。十七日まで(十一日休館)。無料。問い合わせはメール=cofukupj@gmail.com=へ。

 

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