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幼稚園140年の歴史 たどる 発祥の地 文京で収蔵品展

東京

2018年3月5日

1933(昭和8)年に新築された第一幼稚園の園舎=文京ふるさと歴史館提供

 明治から現代まで、百四十年にわたる文京区の幼稚園の歴史を紹介する収蔵品展「コドモノマナビヤ 文京幼稚園今昔」が十八日まで、文京ふるさと歴史館(本郷四)で開かれている。文京区は幼稚園発祥の地で、現在も国公私立合わせて二十七園がある。幼稚園を特集した展示は歴史館では初めてといい、貴重な資料約五十点が並んでいる。

 歴史館によると、一八七六(明治九)年、区内で開園した東京女子師範学校付属幼稚園(現在のお茶の水女子大学付属幼稚園)が日本初の幼稚園。以後、誠之小学校付属幼稚園として誕生し開園百三十周年を迎えた第一幼稚園、百十五年目の東京学芸大付属幼稚園竹早園舎、百十三周年の京北幼稚園など、長い歴史を誇る園が区内に数多く存在する。

 会場には、小石川幼稚園の一八九五(明治二十八)年の卒園証書や、明治から戦前の園でのお遊戯、運動会の写真などを展示。閉園となった阿部幼稚園(西片、一九五五〜七三年)の園旗、バッジ、表札や、響美(きょうび)幼稚園(千石、一九四八〜九三年)の印刷物など、郷愁を誘う資料も紹介している。これまで区内に設立された約七十園全てを掲載したマップ、年表も作成した。

 訪れた人たちからは、「お世話になった先生の写真を懐かしく見た」「楽しかった幼稚園を思い出した」などの声も。歴史館の加藤芳典専門員は「文京区は幼稚園の数が戦前から飛び抜けて多く、それぞれが特徴のある教育を行ってきた。その歴史を知ってほしい」と呼びかけている。

 午前十時から午後五時。十三日午後二時から、加藤さんによる展示解説がある(申し込み不要)。入館料百円。中学生以下、六十五歳以上は無料。問い合わせは、文京ふるさと歴史館=電03(3818)7221=へ。(井上幸一)

 

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