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<傍聴記 唐沢裕亮記者>小池知事は何を思う

東京

2018年2月22日

 定例会の開会日は慣例によって、都交響楽団の議場演奏で幕を開ける。一流奏者の演奏が聴けるとあって、そのために議場まで傍聴に足を運ぶ人もいる。

 この日は楽団の四人が弦楽四重奏で、美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」や、ベートーベンの「運命」など十五分間で三曲を披露。小池知事も、バイオリンとビオラ、チェロが協演する優雅な調べに聴き入った。

 昨年は、自ら率いた都民ファーストの会が都議選で大勝した一方、代表として国政に打って出た希望の党は衆院選でつまずいた。激動する政治の中心にいた小池知事は、今年最初の定例会で何を思うのか。

 「雨に降られて ぬかるんだ道でも いつかはまた 晴れる日が来るから」。「川の流れのように」の歌詞には、こんな一節がある。運命の流れに身を任せつつ、巻き返しを期す。知事の神妙な表情には、そんな思いが秘められているのかも。

 

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