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<東京人>東京「夜」散歩 心通わす国際交流

東京

2018年2月4日

新宿で出会った、カナダ出身の男の子たち。ゲームセンターで行われたささやかな国際交流

 二〇一七年の訪日外国人の数は、過去最高の二千八百六十九万人を記録し、観光庁は東京五輪・パラリンピックが開催される二〇年の訪日外国人数の目標を約四千万人としています。彼らに昼だけでなく夜の観光(経済活動)も楽しんでもらうため、国や自治体は夜を活性化させる「ナイトタイムエコノミー」に力を入れています。

 渋谷区は一六年、観光大使ナイトアンバサダーにヒップホップ・アクティビストのZeebraさんなど三人を任命し、おすすめのナイトコースが記された同区の地図を作製するなどの取り組みを行っています。

 ある夜、新宿のゲームセンターで、ぬいぐるみを取るのに一生懸命な女の子たちに、カナダ人の男の子たちが笑顔でコインを投入し、そのコインでぬいぐるみを取れた彼女たちと抱き合い、記念撮影をしていた場面に遭遇しました。夜の施策も必要ですが、外国人観光客が求めているひとつは、地元の人たちとのコミュニケーションです。

 一方、東京の夜に夜な夜な繰り出す人たちがいます。東京人三月号では、静まり返った夜だからこそ見えてくる、五感を研ぎ澄ませて歩くことで感じる、東京の夜の魅力を紹介しています。夜のとばりが下りるころ、自分の意識を少し変えて歩くだけで、昼間とは違う夜の東京が見えてきます。

 (「東京人」副編集長・田中紀子)

 「都市を味わい、都市を批評し、都市を創る」をキャッチコピーに掲げる月刊誌「東京人」の編集部が、3月号の記事をもとに都内各地の情報をお届けします。問い合わせは、「東京人」編集部=電03(3237)1790(平日)=へ。

 

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