XMenu

近江や飛騨 絢爛ひな人形 目黒の雅叙園500体を展示

東京

2018年1月29日

装飾が豪華な室内に飾られた近江商人、正野家の御殿飾り=目黒区で

 「近江・美濃・飛騨ひな紀行」をテーマに、目黒区のホテル雅叙園東京で「百段雛(ひな)まつり」が開かれている。近江商人や飛騨の老舗旅館のひな人形五百体が、天井やふすまに絢爛(けんらん)豪華な装飾が施された都文化財「百段階段」の部屋に飾られ、華やかな桃の節句を演出している。三月十一日まで。

 万病感応丸で知られる近江商人、正野家(滋賀県日野町)の御殿飾りは、七代目玄三が長女の初節句のため、嘉永五(一八五二)年に京都であつらえた。末裔(まつえい)で日野薬品工業(同町)の監査役、幸一さん(70)は「父母は飾るのに一週間かかっていた」と話す。

 岐阜県高山市の老舗旅館、本陣平野屋花兆庵の御殿飾りは六畳分の広さ。べっこうのかんざしやツゲのくしなど道具は小さくても一流で、五人官女など人形は一体一体顔立ちが異なる。彦根藩主井伊家のひな人形や、日本土鈴館(岐阜県郡上市)の素朴な土びなもある。入場料は千五百円。会期中無休。問い合わせは同園=電03(5434)3140=へ。 (松村裕子)

 

この記事を印刷する