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犬の縁起物 見て知る風習 絵馬や張り子など中野で280点展示

東京

2018年1月26日

犬の張り子が並んだ「ハリコレ」=中野区で

 今年の干支(えと)「戌(いぬ)」にちなみ、犬の絵馬や郷土玩具の張り子を中心に二百八十点を並べた館蔵品展「犬の絵馬と動物たち」が、中野区立歴史民俗資料館(江古田四)で開かれている。子どもの成長祈願など、玩具に込められた信仰や風習も併せて紹介している。二月九日まで。 (山田雄之)

 犬の絵馬は四十五点。水天宮(中央区)や神田明神(千代田区)など都内だけでなく、伊勢神宮や出雲大社などの絵馬もあって、お座りや散歩といったさまざまなしぐさや犬種の絵柄を楽しめる。

 パリコレならぬ「ハリコレ」と名付けた張り子のコーナーは、高さ二十〜四十五センチの十一体を置いた。和紙で作られ、中がからっぽで軽い張り子には「和紙のように丈夫に育ってほしい」「お産が軽いように」などの願いが込められていると説明を添えている。鼻詰まりよけとして水を通しやすいざるをかぶった犬や、子どもがまめまめしく裏表なく育つよう願って背中にでんでん太鼓を乗せた犬の張り子も並ぶ。

 他にサルやウシなどの絵馬や玩具、東洋大の創始者で哲学堂公園(同区松が丘一)を開いた井上円了(一八五八〜一九一九年)が海外旅行から持ち帰った動物にちなむ土産も紹介している。同館職員は「犬がいかに縁起が良い動物なのか、足を運んでいただき知ってほしい」と話す。入館無料。来館者には犬の絵馬を模したしおりをプレゼントする。

 西武新宿線沼袋駅から徒歩八分。開館時間は午前九時〜午後五時。休館日は毎週月曜と第三日曜。問い合わせは同館=電03(3319)9221=へ。

 

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