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箱根の寄せ木細工 新たなアートに 玉川大生がグラフィック作品

東京

2018年1月17日

斬新なグラフィックデザインと伝統工芸の融合を表現する展示=町田市の小田急百貨店町田店で

 神奈川県箱根町の箱根寄せ木細工をモチーフに、玉川大学(町田市)の学生が制作した芸術作品を展示する「YOSEGI 寄木 130の魅力」が16日、町田駅前の小田急百貨店町田店で始まった。映像やCGなどのメディアアートを学ぶ若者が、伝統の幾何学模様に感化された新しいグラフィックデザインを提案している。31日まで。 (栗原淳)

 玉川大は寄せ木発祥地の箱根町畑宿に研修施設があり、地区住民ともつながりが深い。今回、芸術学部の学生がアートによる社会貢献を実践する「プログラム型授業」で寄せ木の魅力発信を目指すことになった。

 出品したのはメディア・デザイン学科の三年生六人。タイトルの「130」は寄せ木の模様の基本パターンの数で、うち四十五のパターンをグラフィック化し、パネル展示している。

 六人は昨夏、同町でのワークショップで木片を接合してコースターを作った。小松梨恵さん(21)は「わずかなズレも許されない難しい作業だった」と振り返る。「基本図形を組み合わせる点で、グラフィックと寄せ木細工は似ている」という長浜奎介さん(21)は、「直線と曲線の使い方が絶妙」と伝統工芸のデザインセンスに目を見張った。

 黄や青に色付けしたり、箱根の山々をイメージして三角形に切り取って並べたりと、従来にはない意匠を盛り込んだグラフィック作品も紹介。基本パターンの「花火」に手を加え、ひょうたんが花開いたように見せるデザインもその一つ。「これまでとこれからを重ねて鑑賞できる。伝統を踏まえつつデジタルならではの表現に発展できれば」と、指導する光・環境造形作家の田中敬一芸術学部教授(65)は話す。

 同店九階の特設会場で午前十一時〜午後十時(最終日は午後六時)。二十日午後二時と四時、コースター制作のワークショップを開く。各回先着十人で八百円。問い合わせは同学科=電042(739)8918=へ。

 

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