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文京区が来月 委託先などに注意点説明 業者にLGBT研修

東京

2018年1月15日

昨年6月、文京区が管理職に対して実施したLGBT研修会(同区提供)

 性的少数者(LGBT)への差別を条例で禁止している文京区は二月、業務委託などで関係する企業を対象に、LGBTについて学ぶ研修会を初めて開く。LGBTの人材紹介をしている「Nijiリクルーティング」によると、全国的にも珍しい取り組みという。(中村真暁)

 研修会は二月十四日に、業務委託先や物品の購入先の企業に呼び掛け区役所で実施。「Nijiリクルーティング」が講師を務め、LGBTの基礎知識や必要な配慮を伝え、区の仕事を請け負う上での注意点を説明する。性自認や性的指向に配慮した取り組みで、社内でも多様な人材が力を発揮できるようにと、経営的な視点も盛り込む。定員は約八十人。

 区は二〇一三年に「男女平等参画推進条例」を施行。性的少数者を含むあらゆる人への、性別を理由にした差別的な言動などを禁止した。昨年三月に、区職員と教職員向けの対応指針を策定。これを元に、管理職を対象にした研修会も開かれた。十月からは、区が事業者と交わす契約書に添える仕様書に「性別に起因する差別的取り扱いをしないこと」と記載している。

 総務部ダイバーシティ推進担当の瀬尾かおり課長は「関係業者には、区役所の警備や図書館の運営などで区民と直接接する仕事もある。LGBTの言葉は知っていても、直接学べる機会はなかなかなく、正しい知識を広める機会になれば」と研修会の意義を語る。

 「Nijiリクルーティング」の斎藤敦代表は「自治体や政府などが旗を振って行動すると、影響力が大きい。(LGBTへの理解に向けて)社会が変わる大きな推進力になる」と期待している。

 

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