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墨田「爺婆尊」に受験生ら参拝 風邪除けの御利益求め

東京

2018年1月11日

「爺婆尊」に手を合わせる男性=墨田区で

 インフルエンザが流行する中、墨田区向島五の弘福寺にある「咳(せき)の爺婆尊(じじばばそん)」に連日、風邪の予防や回復を願い、入試を控えた受験生やお年寄りらが参拝に訪れている。

 爺婆尊は、江戸時代前期、禅僧の風外(ふうがい)が、亡くなった父母を思って石に彫り、朝夕に供養をしたと、伝承されている。

 「風邪除け」の由来は、「風外は『風の外』だから、風邪に効く」と、庶民から信仰されるようになったとされる。咳は婆の像、口の中の病は爺の像に祈願する習わしだが、二体一緒に奉られていることから、まとめてお参りすると、より「御利益」があるそうだ。治ったお礼に、いり豆と番茶を供える風習もある。

 爺婆尊に手を合わせていた都内の男性(85)は「大学受験の孫のためにお参りに来た」と話していた。寺によると「受験生の子どもを外に出したくなくて、代わりにお参りしてもいいか」といった問い合わせの電話もあるという。 (飯田克志)

 

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