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14年ぶり、変幻自在の音 立川の音楽家ら 港であすコンサート

東京

2018年1月10日

14年ぶりのコンサートを前に練習する「カメレオンオーケストラ」の橋爪さん(右から2人目)ら=立川市で

 東日本大震災の被災者支援活動をしている立川市のクラリネット奏者橋爪恵一さん(65)ら三人による「カメレオンオーケストラ」が十一日、十四年ぶりのコンサートを港区のサントリーホール(小ホール)で開く。津波に漬かった着物をリメークし、藍染めにしたそろいの衣装で舞台に立ち、活動への協力も呼び掛ける。 (服部展和)

 NPO法人「国境なき楽団」(代表・庄野真代さん)で音楽監督を務めるなどしてきた橋爪さんと妻の音楽プロデューサーしおみえりこさん(65)は、被災者支援のために被災地の着物の端切れを使った五十センチ四方のパッチワーク作りを提唱している。

 二〇一二年、サントリーホールに作品七十七枚を初めて展示してから活動は広がり、しおみさんが昨年訪れた欧米でも現地の市民らが制作に協力した。これまでに二千枚以上が三十以上の国・地域から寄せられ、十一日も約百枚をホール入り口に展示する。

 カメレオンオーケストラは、橋爪さんとバイオリン後藤龍伸さん(53)、ピアノ山田武彦さん(52)のユニット。後藤さんは日本センチュリー交響楽団と名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを兼務しており、山田さんは昨年の浅草オペラ百周年記念公演「ああ夢の街 浅草!」の音楽監督を務めた。

 一九九二年の結成以来、各地でコンサートを開き、CDも制作。多忙のため二〇〇四年を最後にユニットの活動を休止していたが、橋爪さんの呼び掛けで知人の歌手加藤千鶴(ちず)さん(59)を迎えた四人で舞台に立つことになった。日本をテーマにした十数曲を披露する。橋爪さんは「変幻自在の音を楽しんで」。しおみさんは「パッチワーク作りにも協力を」と話している。

 午後七時開演。チケットは一般四千五百円(前売り四千円)、学生三千五百円(同三千円)。申し込み・問い合わせはしおみさん=電090(2564)3198=へ。

 

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