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とび職人の大技に歓声上がる 「八王子消防記念会」新春恒例はしご乗り

東京

2018年1月8日

八王子消防記念会メンバーによる「はしご乗り」=八王子市で

 江戸時代の町火消しの伝統と文化を受け継ぐ八王子市内のとび職人たちの組織「八王子消防記念会」が七日、新春恒例のはしご乗りを、JR八王子駅周辺の中心市街地で披露した。 

 はしご乗りは中心市街地三カ所で実演。高さ七・二メートルの竹製のはしごを立て、会員らが身軽に上り、はしごの上で体を反らしたり、あおむけになったりする技術を披露。大勢の観客が見守り、技を決めるたびに大きな歓声が上がった。

 同駅から北西方向に延びる西放射線ユーロードを移動する際には、会員らが勇壮に振られる纏(まとい)を先頭に、木やりを披露しながら行進した。中町公園では中町町会の企画で、はしご乗りに続いて、芸者衆があでやかな舞を披露。訪れた人たちは、市に受け継がれている伝統を楽しんだ。

 江戸時代の八王子には、とび職らによる「八王子宿消防」があり、町の火消しに努めていたという。記念会は、この伝統を残そうと、とび職人ら六十人が会員になり、はしご乗りの伝承や木やりの保存に努めている。日ごろ、はしご乗りの練習をしているほか、年末から昔ながらの技法ではしごを組み立てるなど、この日に向けた準備を進めてきた。吉水利夫総代(81)は「町火消しという八王子の伝統文化を絶やさず、守り続けていきたい」と話した。(萩原誠)

 

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