XMenu

航空機騒音対策のNHK受信料補助 防衛省が一部廃止へ

東京

2017年12月24日

 米軍や自衛隊基地周辺の航空機騒音対策として、国が実施しているNHK受信料補助について、防衛省は来年度から一部廃止などの見直しを決めた。補助対象の全国約四十二万世帯のうち、十四万世帯が来年度に打ち切りとなる。

 防衛省によると、補助は横田基地(福生市など)、厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)、入間基地(埼玉県狭山、入間市)など全国十九施設の周辺で、航空機騒音のためテレビの音が聞こえづらくなる地域が対象。補助額は年間受信料の半額で約七千円。

 こうした地域には防音工事の助成もしており、防音工事が完了した世帯は視聴環境が改善したとして、補助をやめる。ただ、沖縄県の嘉手納基地(嘉手納町など)はじめ三施設は、基地負担の重さを考慮して継続する。防音工事が完了していない世帯の補助は続ける。

 補助を巡っては、会計検査院が二〇一二年度に「航空機騒音の実態を適切に反映したものとなっているか不明」と指摘。防衛省が見直しを検討していた。二十二日に閣議決定した一八年度予算案では、一六年度実績から約七億円減額の二十億八千万円とした。都や神奈川県の基地対策担当者からは「地元市町は拡充を求めており、反対の動きだ」「防音工事後も騒音で聞こえないとの苦情がある」との声が上がっている。 (原昌志)

 

この記事を印刷する