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観劇後にひとっ風呂 荒川拠点の劇団「親子で来て」

東京

2017年12月21日

曙湯で演じられた「泣いた赤おに」(劇団スーパーマーケット提供)

 荒川区を拠点とする「劇団スーパーマーケット」は、銭湯の営業開始前に子ども向けの劇をボランティアで上演する「親子ふれあい湯公演」を今月から始めた。観劇に必要なのは入浴料のみ。劇団では、公演を希望する銭湯を募集している。 (井上幸一)

 芝居を見た後、親子で銭湯の湯船につかり、会話してもらおうという趣向。初回の十七日は台東区の曙(あけぼの)湯(浅草四)が会場だった。「泣いた赤おに」を上演し、十数人が観劇。脱衣場の床にテープを貼って境界をつくってステージとし、客席用には浴場のプラスチックの椅子を並べた。

 劇団では、もともとボランティアで児童館や学童保育で劇を披露してきた。代表の須藤為五郎さん(60)が、友人の曙湯のオーナーと若い子育て世代の銭湯離れについて話すうち、「銭湯で落語会は開かれている。三畳の舞台スペースがあれば、芝居もできるのでは」と思い付いた。

 須藤さんは、図書館の昔話の本を基に台本を書いており、「貧乏神と福の神」「ごんぎつね」など劇団のレパートリーは十本ほど。うまくスペースを利用すれば、銭湯でも一度に三十〜四十人が観劇できるとみている。

 「劇を話題にして、大きなお風呂で子どもとゆったりとふれあうことで、若いお父さん、お母さんに銭湯の魅力を知ってほしい。若い劇団員も、お客さんの前で演じることができるので勉強になる」と須藤さんは話している。

 上演の申し込みは、須藤さん=電090(3961)5482=へ。銭湯以外での公演も受け付けている。

 

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