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東久留米市長選 候補者の横顔

東京

2017年12月19日

 東久留米市長選は、再選を目指す現職と新人の二人が二十四日の投開票に向け、舌戦を繰り広げている。両候補の横顔を紹介する。=届け出順。 (鈴木貴彦)

◆並木克巳(なみき・かつみ)さん(48)無現<1>=自公

 さらなる絆づくり意欲

 「公約はほぼ百パーセント実現できた」と一期目の実績に自信を見せる。財政健全化や待機児童対策、市民の絆づくり…。「大勢の市民が東久留米音頭を踊ってくれた。絆を深めるため、さらなる仕掛けが必要だ」と意欲を語る。

 東久留米で生まれ育った。二〇〇一年に「まちを盛り上げよう」と仲間と青年会議所を設立。それをきっかけに政治を志し、市議を経て市長に。「LOVE東久留米。まちを元気にという思いは変わらない」

 公立保育園の廃止と民設民営化の方針を掲げる。その理由を「公立への国や都の補助がなくなる中、待機児童対策を進めるため」と説明する。「私たち夫婦も共働きで保育難民だった。子育て支援の大切さは人一倍理解しているつもり」

 多忙で、好きなスポーツができないのが悩み。「半年ぐらいジョギングをしてない。ゆっくり風呂に入って、家で映画を見るのが一番の息抜き」。妻と子ども二人、父の五人暮らし。選挙期間中はシンボルカラーの黄色い自転車で走る。

<公約>子育て支援(待機児童解消)・高齢者福祉(地域包括ケアシステム)・都市計画・産業活性化・行財政改革推進

◆桜木善生(さくらぎ・よしお)さん(67)無新=共由社

 市民主役の市政目指す

 「市民に背を向けるのではなく、市民が主役の市政を目指す」。市内在住の大学教授らが結成した市民団体からの出馬要請に、熟慮の末に出した結論だった。

 福祉のまちづくりを掲げて市議を九期三十四年務めた。「歴代市長のやり方を見てきたが、反対派にも理解を求め、何度も説明する市長もいた。現市政の公立保育園の廃止・民間化での対応を見る限り、説明不足は明らか」と主張する。

 大分県生まれ。両親は旧満州引き揚げ者で、五歳で父が死去。一九五八年に母と東久留米の都営住宅へ。母が病気のため牛乳配達などで家計を助けて高校に通い、コックをしながら大学の夜間部を卒業した。「アルバイトは数え切れないほどやった。料理は今も得意」と笑う。市内の障害者施設に就職し、労組委員長などを経験して政治の道へ。

 三人の子どもは独立し、夫婦二人暮らし。孫は四人いる。趣味は渓流釣り。「なかなか行けなくて。普段は熱かんで一杯やるのが楽しみ」と語る。大切にしている言葉は「平常心」。

<公約>憲法を暮らしに生かす・市民参加の「まちづくり」・湧水と緑を守る・公立保育園全廃計画の見直しと待機児童ゼロの実現・原発ゼロ社会の実現

 

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