XMenu

太宰治の世界 朗読と演奏で 「ヴィヨンの妻」の舞台、小金井

東京

2017年12月13日

 女優幸田弘子さんの朗読や、フルート演奏などの公演「太宰治と一緒にクリスマス&年越し」が十八日、小金井市本町六の小金井宮地楽器ホールで開かれる。小金井も舞台になっている短編「ヴィヨンの妻」をはじめ、「女神」「あさましきもの」の三作品で太宰の世界を味わえる。

 ヴィヨンの妻は、借金を抱え、破滅的な生活を送る詩人とその妻子が小金井に住んでいるという設定。公演を企画した「幸田弘子の会」の三善里沙子さんは「太宰はニヒルで虚無的に見られがち。でも、作品には不思議なおかしみもあり、そんなユーモラスな面に目を向けた」と説明する。

 作品では、詩人の妻が最後に「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」と言う。暗いニュースが多い中、「作品から一筋の光を感じ、元気になれるのでは」と三善さん。

 朗読は幸田さんのほか、元福島テレビアナウンサーの中村雅子さん、ソプラノ歌手の木山みづほさん。

 午後二時と七時の二回公演。一般三千円、学生千五百円。申し込み、問い合わせは同会=電03(5953)8310(平日午前九時〜午後六時)=へ。(北爪三記)

 

この記事を印刷する