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父のシベリア抑留の資料提供 墨田の女性が希望

東京

2017年12月10日

 戦後、旧ソ連によりシベリアに抑留された父親(故人)に関する資料を何らかの研究に役立ててほしいと、墨田区の女性(72)が提供を希望している。

 うち、「ソビエト領内の主要ラーゲリ(収容所) 収容部隊」の地図は、終戦直後の一九四五(昭和二十)年秋の時点で、旧ソ連のどの都市に、旧日本軍のどんな部隊が収容されていたかを一覧できる。作成者は不明。

 また女性が二〇〇三年に厚生労働省から取り寄せた「日本人抑留者に関する個人資料」=同(右)=は、二〇〇〇〜〇二年にかけてロシア政府から日本政府に渡された日本人抑留者約四十七万人分(抑留中に死亡した人を除く)のうちの一つ。召集前の職業や身体的特徴、病歴、家族の名前や年齢まで、細かな情報がロシア語で記されているのが分かる。

 このほか、長野県や三重県で開かれた戦友会のプログラムなどもある。

 女性の父親は戦争中、旧満州(中国東北部)に駐屯。シベリア抑留の後、一九四八年に帰国したという。

 資料の引き取り希望者は、東京新聞したまち支局=電03(3844)2215=へ。 (井上幸一)

 

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