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金剛力士像 再び輝きを 東京芸大が修復へ

東京

2017年12月9日

修復される金剛力士立像=茨城県桜川市の雨引観音で

 東京芸大大学院(台東区上野公園)の保存修復彫刻研究室は、鎌倉時代中期の作といわれ本体や彩色などの劣化が進む「雨引観音」(茨城県桜川市)の金剛力士立像二体を修復する。先月、作業の安全などを祈る法要が営まれた後、学生らが慎重に解体、搬出した。

 立像は、仁王門に安置されていた口を開いた阿形と、口を閉じた吽(うん)形の二体。寄せ木造りで、茨城県内最古の金剛力士立像とされる。修復には、三年ほどかかる見通しだ。研究室の小島久典助手は「当時の作者の思いが込められているのが仏像。修復はその大切な思いを伝えていく歴史のロマン」と話す。

 雨引観音の名で知られる雨引山楽法寺は五八七年に開かれ、聖武天皇の妻で奈良時代の書家でもある光明皇后が、子どもの無事な成長を祈り写経を奉納したとされる。川田興聖(こうしょう)住職は「修復によって何か新しい発見につながれば」と期待を寄せている。 (原田拓哉)

 

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