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墨田に専門職大学 情報通信技術に特化

東京

2017年12月5日

「i専門職大学」の本校舎完成イメージ(電子学園提供)

 学校法人「電子学園」(新宿区)が墨田区と連携して二〇二〇年四月、区立小中学校跡地(文花一)に、情報通信技術(ICT)分野に特化した「i(アイ)専門職大学(仮称)」(i大、四年制)の開学を目指す。山本亨区長と同学園の多(おおの)忠貴理事長が四日、包括的連携協定を結んだ。 (飯田克志)

 専門職大は、学校教育法改正で一九年四月に創設される新たな高等教育機関。ICT、観光などの分野で即戦力の人材育成を目的に、卒業単位の三〜四割以上を実習などに充てる。

 同学園によると、i大はICT系の一学部一学科で一学年二百人。構想では、授業は全て英語で、学生全員が区内外の企業でインターンシップや起業を体験する。専任教員二十六人のほか、国内外の著名人や企業人百人を客員教員に招く。

 NTTドコモ、パナソニックといった国内外の企業の協力を受けて授業などを展開。ものづくりの中小企業の多い墨田区の特色を生かし、産学官の連携によるICTを活用した地域活性化のモデル作りも試みる。

 開学する場所は、隣接する旧西吾嬬(あづま)小と旧曳舟中の跡地計一・八ヘクタールのうち、一ヘクタールを区から定期借地(五十年)。新築する校舎は鉄筋コンクリート三階建てで、延べ床面積約五千七百平方メートルの計画だ。

 区役所での締結式で、山本区長は「大学が持つ資源を産業観光、教育力の向上に活用させていただきたい」と期待。多理事長は「世界のICTの未来をけん引する人材を育む」と述べた。大学名の「i」はイノベーション、インテリジェンスなどを意味し、学長就任予定の慶応大大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉(いちや)教授は「世界にない大学に」と意欲を語った。

 開学には文部科学省の認可が必要。同省は二十三区内の私立大の新設を原則認めない方針だが、区と学園はこれまでの取り組みなどから認可を期待している。同学園は一九五一年創立。運営する日本電子専門学校は情報処理、ゲームなど計二十五学科で、二千六百人が学んでいる。

 

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