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<論戦都議会>知事と各党、どう向き合う きょう開会

東京

2017年12月1日

 小池百合子知事が国政政党「希望の党」代表として臨んだ十月の衆院選後、初の都議会定例会が一日に開会する。希望の惨敗を受け、代表を辞して「都政に専念する」と宣言した知事に、各会派はどう向き合うのか。論戦のポイントをまとめた。 (榊原智康)

 注目点の一つは、国政への関与を強めようとして失敗した知事と、各会派との距離感だ。

 小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」は、都議二人が知事の国政関与などを批判して離党し、五十三議席になった。もともと定数一二七の過半数に届かず、公明と連携して過半数の支持勢力を確保していた。

 ところが、公明の東村邦浩幹事長は十一月、「(希望の代表に)就任した時点で(都政に専念するとの)約束をほごにされた。都民ファとは一線を画し、是々非々でやる」と表明。昨年末に協力関係を解消した自民党とも、対話を進める意向を示した。

 一方、都民ファの荒木千陽(ちはる)代表は十月、「新しい仲間が増える流れもある」と表明。民進党の一部都議が都民ファに合流する可能性を示したが、衆院選の結果を受けて実現していない。都民ファを離党した二人は会派「かがやけTokyo」を結成した。

 二つ目は、小池知事が導入した入札契約制度改革をどう評価するかだ。

 豊洲市場の土壌汚染対策工事で入札不調が相次いでおり、自民は改革の影響が出ていると批判を強めている。築地市場の跡地は二〇二〇年東京五輪・パラリンピックで輸送拠点になるため、工事業者が決まらず移転が遅れれば、大会にも影響が出かねない。

 移転問題では、市場の業界団体と移転日で合意できていないことも、論戦のテーマになりそうだ。

 三つ目は、十八歳未満の子どもに裸の画像などを不当に要求した段階で処罰できる都青少年健全育成条例の改正案。中学、高校生らがインターネットで知り合った相手に、裸の画像を送らされる「自画撮り」の被害を防ぐのが狙いだ。

 不当な要求とは、拒まれたのに求めたり、困惑させて求めたりすることだ。共産党都議は「どこまで実効性があるのか疑問もある」と指摘する。子どもの被害を防ぐため、議論の深まりに期待したい。

 一日の本会議は午後一時に開会する予定で、小池知事が所信を表明する。

 

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