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武蔵野美大教授・遠藤彰子さん作品展 圧巻…大作1500号など100点

東京

2017年12月1日

来場者に作品の解説をする遠藤彰子さん(左)=小平市の武蔵野美術大で

 武蔵野美術大教授の美術家遠藤彰子(あきこ)さん(70)=相模原市=の作品展「Cosmic Soul(コズミック・ソウル)」が、小平市小川町一の同大十二号館地下展示室で開かれている。同大での個展は初めてで、来年三月の定年退職を前に、代表作の洋画など約百点を一堂に集めた。 (服部展和)

 遠藤さんは中野区生まれ。一九六九年に武蔵野美術短大美術科を卒業、活動を始めた。八六年の安井賞、二〇〇七年の芸術選奨文部科学大臣賞など数々の受賞歴がある。一四年には紫綬褒章を受章した。十八年前から武蔵野美術大油絵学科の教授を務めている。

 子どものころから絵を描くのが好きで、芸術の道に進んだ。二十代のときに訪れたインドで貧富の格差に衝撃を受けて以来、「人間の存在」「今生きている実感」を作品テーマにしている。「約五十年、毎日一時間以上は絵を描いている」という。

 会場には、人と動物の共生を描いた初期の「楽園シリーズ」や、活躍のきっかけとなった「街シリーズ」から近作までの油絵を中心に展示。上下左右さまざまな視点から見た建物や風景の中に多くの人や動物が描かれているのが特徴だ。ずらりと並んだ500〜1500号の大作は圧巻で、知人の画家桜井孝美(たかよし)さん(73)=山梨県富士吉田市=は「叫びたいほど素晴らしい」と感激していた。遠藤さんは「広い宇宙の中で、皆がここにいて、一緒に生きていることを感じてほしい」と話している。

 作品展は十二月二十二日まで。日曜休館。入場無料。九日午後一時半から、遠藤さんらのギャラリートークがある。問い合わせは同大美術館・図書館=電042(342)6003=へ。

 

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