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寅さんサミット ロケ地の味など堪能 「原風景・柴又」祝う人波

東京

2017年11月26日

映画「男はつらいよ」ロケ地の特産品などが並び、大勢の人でにぎわう寅さんサミットの特設会場=葛飾区で

 国の重要文化的景観に選定される見通しになった葛飾区柴又で、二十五日始まった「寅(とら)さんサミット」。会場の柴又帝釈天(たいしゃくてん)一帯はお祝いムード一色となり、多くの観光客や映画「男はつらいよ」のファンらでにぎわった。二十六日まで。 (飯田克志)

 サミットにはロケ地になった国内外十八の自治体が参加。「地域を象徴するものづくり」をテーマにしたシンポジウムでは、八自治体の関係者が、風景や暮らしの中で育まれたものづくりを語り合った。

 茨城県常総市は、鬼怒川や小貝川の恵みで団子やみそなど「おいしい米を使った名産が多い」と紹介。江戸川を挟んで柴又対岸の千葉県松戸市は、「矢切の渡し」のある矢切地区特産の「矢切ネギ」を「地元でもなかなか手に入らない」とアピールした。

 参道や特設会場では、群馬県中之条町のブランド米「花ゆかり」や名産「花いんげん煮豆」、静岡県焼津市の人気の土産物「黒はんぺん」などを販売。観光客らはロケ地の味を楽しんだり買い求めたりしていた。

 重要文化的景観は、文化庁の文化審議会が十七日に答申したばかり。参道で仏具を商う永井武久さん(73)は「今日は正月並みの人出。答申が出た後、お客さんは増えている」と笑顔。サミット実行委員長で同区観光協会の斉藤勝治会長(74)は「柴又と、遠くから来てくれるロケ地の人たちとのつながりを大切にしていきたい」と話した。

 

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