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キッズショップにいらっしゃいませ 八王子市立第一小6年生ら経営を疑似体験

東京

2017年11月26日

児童らが仕入れから販売まですべて自ら考えて取り組んだ「元横キッズショップ」=八王子市で

 八王子市立第一小学校(元横山町)6年生の児童ら75人が25日、同市中心市街地で、疑似店舗「元横キッズショップ」を開いた。店舗名の決定から販売まで、すべて自ら考えて取り組んだ。店舗には多くの人たちが訪れ、中には開店20分で売り切れるところも。利益は、東日本大震災の被災地復興に役立てる。 (萩原誠)

 JR八王子駅北口から北西方向に延びるユーロードの横山町エリアにテントを張り、計十二店舗が出店した。開店前のセレモニーで児童らは「みんなで協力して、被災地のために完売させたい」「おいしいと思ってもらうため頑張ります」などと宣言した。開店の午前十一時には、店舗の前に行列ができた。

 開店と同時に、児童らは「いらっしゃいませ」などと大きな声で呼び掛け、菓子や揚げ物といった総菜、文房具などを販売。品物をPRする看板を持ち、チラシを手渡しながら「タピオカはどうですか」「文房具、売ってますよ」と宣伝する児童も。店舗前には、児童らがまとめた東京電力福島第一原発事故や被災地の状況なども掲示した。

 今回の取り組みは、同校の総合的な学習の一環で会社経営を疑似体験する狙い。八王子商工会議所とも連携した。児童たちは店の名前や販売する品物、仕入れ、店作り、販売までの経営計画を考えた。商工会議所関係者らが融資審査会を開いて経営計画を厳しくチェックし、商工会議所が資金提供して地域の商店から商品を仕入れるなどして店舗経営の流れを学んだ。

 「地域で育ち、地域で生きる子の育成」を基本目標に掲げる同校は、一九九九年ごろから児童が近隣の商店から仕入れた商品を校内で販売するなど、複数の商店街が近くにある特性を生かした取り組みを続ける。二〇〇五年からは商工会議所と連携して、ユーロードでキッズショップを開いたり、地域イベントに参加したりしている。田中誠校長は「自分たちが主体的にやりたいことを実現するための努力など、商店街の理解を得て生きた経験ができている」と感謝した。

 

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