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体験者と戦争語らう 浅草であすまで

東京

2017年11月25日

ニューギニアでの体験を語る石井春義さん(左)=台東区で

 戦争体験者と語り合う「戦場体験者と出会える茶話会(カフェ)」が二十四日、台東区の浅草公会堂で始まり、約二百人が証言に聞き入った。

 平均年齢九十歳以上の体験者十三人がテーブルに分かれて証言し、来場者の質問を受けた。西部ニューギニアで終戦を迎えた千葉県市川市の石井春義さん(97)は体調不良をおして参加。日本軍からの食糧補給がなく、山で野生の豚を撃ったり海で魚を捕ったりして飢えをしのいだという。飛行機の日の丸が白く塗り替えられたのを見て終戦を知ったと言い、「これで日本に帰れると思った」と苦難の日々を振り返った。

 テーブルを回り証言を聞いた千葉県の無職池田幸夫さん(59)は「学校では学ぶことができないので貴重。来て良かった」と話した。

 会場にはこれまで集めた証言パネル三十三点のほか、軍服や三八式歩兵銃なども展示され、来場者は手に取って確かめていた。

 二十六日まで。証言は午前十時半、午後一時、同二時半の三回。問い合わせは戦場体験放映保存の会=電090(2165)0220=へ。 (原尚子)

 

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