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演じる 人生の一幕劇 群馬・館林オフィス樹 28日から両国で

東京

2017年11月19日

「ことづけ」の稽古風景(オフィス樹提供)

 墨田区両国の「シアターX(カイ)」で二十八日〜十二月二日、制作事務所「オフィス樹(き)」(群馬県館林市)が第四十五回名作劇場として「ことづけ」「喜寿万歳」の二作を上演する。

 名作劇場は、「日本近・現代秀作短編劇100本シリーズ」と題し、明治から昭和の一幕戯曲のみを選んで演じてきた。企画・演出は、フリーの演出家の川和孝さん。一九九四年にスタートし、今回は九十一、九十二本目となる。

 「ことづけ」は、劇作家秋元松代さん(一九一一〜二〇〇一年)作。一九四九年に発表され、五〇年に文化座が有楽町の毎日ホールで初演した。東京近郊の農家に集団強盗が押し入り、米や現金などが奪われる。防犯ベルを取り付けたところ、夜に鳴り出し、そこには強盗の母の姿が…。

 「喜寿万歳」は、一九六五年刊行の「新撰(しんせん)一幕劇集」に収録されている劇作家山本雪夫さん(一九二一〜二〇一〇年)の作品。本邦初演という。山あいの町の劇場が舞台で、旅回り一座が去った翌朝、なぜか高齢の舞台主任の居室に、若い一座の女優が寝ている。そこで繰り広げられる人間模様とは…。

 「短くて四十分、長くて六十分の一幕劇には人生の一断面が描かれている。シリーズでは、埋もれてしまった作品を掘り起こしていく」と、オフィス樹の広報担当者は来場を呼び掛ける。

 前売り三千五百円、当日三千八百円。六十五歳以上三千円、学生二千円。問い合わせは、オフィス樹=電0276(75)6878=へ。 (井上幸一)

 

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