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切り絵の美 40年の集大成 台東拠点の日本きりえ協会が記念展

東京

2017年11月16日

日本きりえ協会の事務所で、記念の美術展に向けて打ち合わせをする展覧会の推進委員ら=台東区で

 台東区松が谷に事務所があり、全国に会員を持つ「日本きりえ協会」(木本有太可代表)が、発足から四十年の節目を迎えた。区内の東京都美術館(上野公園)で十八日から、「“きりえ美術”をさらなる高みへ」をテーマに「第四十回記念日本きりえ美術展」を開く。 (井上幸一)

 協会は、紙を切るという平面造形に創造の可能性を追求し、「美術の新しいジャンルを確立しよう」と、切り絵作家、愛好家、研究者ら約三十人で一九七八年に結成した。会員展や研究会の開催、研究誌の発行、作品集の出版などの活動を展開。米国、カナダ、フランス、中国、ドイツなど、海外の展覧会でも会員が作品を発表してきた。

 日本きりえ美術展は会の主な行事で、発足した年から毎年ほぼ同じ会場で催してきた公募展。会員でなくても応募でき、近年はアニメ世代の若者の作品も寄せられ、海外からの応募もあるという。節目の第四十回は二百六人が三百三十一点を展示する予定で、併せて子どもたちの作品も紹介する。

 会の中津川ヒロ子広報宣伝部長=三鷹市=は、切り絵の魅力を「面と線によって醸し出される美」と説明。節目の美術展について「これまでの集大成の研究、発表の場にしたい。パネルディスカッションや合評会の催事を充実させる」と来場を呼び掛ける。

 二十四日まで。入場料は大人六百円、高校・大学・専門学校生三百円、中学生以下無料。午前九時半〜午後五時半(最終日は午後二時半)。二十日は休館。詳しくは、協会ホームページ(「日本きりえ協会」で検索)へ。

 

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