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国境越えるパラアート 豊島で作品展示

東京

2017年11月10日

口にくわえた筆を巧みに操る趙靖さん=豊島区で

 豊島区役所(南池袋二)一階で、日中韓の三カ国を中心にした障害者アート展「2017アジア・パラアート」が十二日まで開かれている。区は、二〇一九年に日中韓の都市が通年で交流する文化芸術イベント「東アジア文化都市」の開催地候補に選ばれており、高野之夫区長は同展を「東アジアにつなげ、福祉と文化を融合する目玉にしたい」と意気込む。

 東アジア文化都市の取り組みは、来年八月の三カ国文化大臣会合で正式に決まれば、都内で初開催となる。区は、二〇年の東京五輪・パラリンピックに合わせた文化プログラムにイベントの経験を生かす考えだ。

 池袋駅西口の東京芸術劇場などで展開する「舞台芸術」▽著名な漫画家が暮らした歴史にちなむ「マンガ・アニメ」▽ふくろ祭りなど「祭事・芸能」が企画の三本柱で、新規事業には五億五千万円をかける方針。

 開催中の障害者アート展は、日本チャリティ協会主催。日中韓とイラン、オランダの五カ国から障害のある九十八人の作品を展示する。八日の開幕時には、日中韓の書家四人が会場で実演もした。

 十九歳ごろ事故で両腕を失った中国の書家、趙靖さん(47)は、口にくわえた筆を巧みに動かし「友誼常青」としたためた。趙さんは「友情がとこしえに栄えますように」と意味を説明。「国境のないアートを通し、友情が続くようにしたい」と語った。 (増井のぞみ)

 

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