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若い卒業生 東京芸大が「支援基金」  あすから新橋でオークション展

東京

2017年11月9日

奥谷博さんの油彩画「白虎」(東京芸術大提供)

 卒業生を大学を挙げてバックアップします−。東京芸術大(台東区上野公園)は10〜13日、港区新橋6の東京美術倶楽部東美ミュージアムで、OB・OGや教員ら、大学ゆかりの芸術家から寄贈された作品のチャリティーオークション展を開く。創立130周年記念で設ける「若手芸術家支援基金」の資金を得るため、初めて企画した。

 基金は、芸大を出てすぐで「自立」が困難な才能ある若手に、展覧会の開催費や海外留学資金などを提供する原資とする。展示期間中、入手したい作品があれば、購入希望金額と連絡先を入札用紙に記入して箱に入れる(最低入札価格あり)。14日に入札箱を開け、落札者を決定する。

 出品者は日本画、油彩画、工芸、彫刻、先端芸術の5分野から110人。前学長で文化庁長官の宮田亮平さん(工芸)、東京スカイツリーのデザイン監修を務めた元学長の澄川喜一さん(彫刻)、文化勲章受章者の奥谷博さん(油彩画)、美術学部長の日比野克彦さん(先端芸術)らの作品が並ぶ。

 11、12日は、秋元雄史・芸大美術館館長と出品作家によるギャラリートークもある。

 芸大経営戦略・IR推進室は「芸大関係の現役作家100人以上の作品を一堂に展示するのは、貴重な機会。(落札して)若手が育つ手助けをぜひしていただきたい」と来場を呼び掛けている。

 午前10時から午後5時。入場無料。詳しくは特設サイト(「東京芸術大学若手芸術家支援基金」で検索)へ。会場は、都営三田線「御成門」駅から徒歩2分、都営浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩5分。 (井上幸一)

 

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