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「昭和の結婚式」で門出祝う 小平ふるさと村 市無形民俗文化財「鈴木ばやし」披露も

東京

2017年11月4日

伝統的な様式の結婚式に臨む吉賀大祐さん、朋子さん夫妻(中央)=小平市で

 昭和三十年代ごろまで小平市で行われていた伝統的な結婚式が三日、同市天神町三の小平ふるさと村で行われた。同市の会社員吉賀(よしが)大祐さん(33)、朋子さん(33)夫妻が、自宅に見立てたかやぶき屋根の古民家で式に臨み、両家の親族や市民らが二人の門出を祝った。

 同市ではかつて自宅での挙式が一般的だった。地域文化を後世に伝えようと二〇一一年から「昭和の結婚式」と銘打って昭和の様式を再現した結婚式を毎年、行っている。市文化振興財団の企画で、公募で選んだカップルが式を挙げる。式場は村内の市指定有形文化財「旧神山家住宅主屋」。

 三年前に婚姻届を出した吉賀さん夫妻は、朋子さんのたっての希望で応募した。花嫁行列に続き、厄払いにたいまつの間を通る「火またぎ」で入場。落語家の春風亭正太郎さんが「相伴当(しょうばんとう)」と呼ばれる司会を務め、新郎と新婦が杯を交わす「三三九度」などの儀式が行われた。市無形民俗文化財「鈴木ばやし」が披露され、武蔵野うどんなど郷土料理も振る舞われた。

 朋子さんは「大勢の人たちに囲まれ、とても温かい雰囲気の結婚式でした。幸せになります」と感激していた。 (服部展和)

 

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