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<ニュース読者発>トトロの樹、奇跡追う 西荻窪で守る活動「ミイセ」

東京

2017年11月3日

展示する「トトロの樹」の写真を持つ川崎三輪子さん(左)と山中啓倭子さん=杉並区で

 住民の存続運動が実り、マンション建設計画による伐採を免れた西荻窪のケヤキの大木、通称「トトロの樹(き)」の写真展が三日から、木の向かいの「アトリエ・カノン」(杉並区西荻北四)で始まる。店長で本紙読者の山中啓倭子(けいこ)さん(42)は「木に関心を寄せる人が増え、皆で育むきっかけになれば」と話す。二十三日まで。

 伐採の話が持ち上がった二〇〇八年から、立ち枯れの危機を経て、今に至る「奇跡」をたどる写真展として、山中さんら木を守る地元グループ「ミイセ」が企画した。ミイセは「みんなでいきるせかい」の略。「グループ名に込めた願いや、木を中心に集まる人々の心のつながりも伝えたい」とメンバーの川崎三輪子さん(40)は話す。

 青葉や紅葉など春夏秋冬の木の表情が分かる約十点を展示。木の保存を求めた署名提出の様子、公園として整備され、開園した時の写真なども紹介する。

 西荻窪で三日から行われるアートイベント「トロールの森」の関連企画で、期間中は、トトロの樹を題材にした地元中学生の紙芝居の上演やミイセによる朗読劇なども予定している。

 写真展は午前十一時半〜午後七時。木曜定休だが、二十三日は営業。イベント開催時など観覧できない場合もある。問い合わせはアトリエ・カノン=電03(5938)1870=へ。 (奥野斐)

 

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