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日本、中国、韓国、北朝鮮 文化の輪 北区で4日、初のフェスタ

東京

2017年10月30日

東アジア文化フェスタを主催する北中一永さん(後列右から2人目)ら実行委や司会の皆さん=北区で

 日本、中国、韓国、北朝鮮の四カ国の文化交流イベント「東アジア文化フェスタ」が十一月四日、北区で初開催される。在日コリアンへのヘイトスピーチが問題になるなか、「友好の思いを広げたい」との願いがかなった。 (中村真暁)

 日本で活動する伝統芸能など、四カ国の十一団体でつくる実行委員会が主催。北区内にある東京朝鮮中高級学校も参加する。実行委によると、朝鮮学校が参加する都内での四カ国交流イベントは珍しいという。

 きっかけは二〇一六年、東京朝鮮中高級学校の生徒らが日中戦争などの資料を並べた展示会で披露した舞踊と合唱。来場者から「感激した。初めて見た」という声が寄せられたという。

 「隣国同士なのにもめ事が多い。政治を抜きに、互いに理解を深める機会があれば」。主催者の一人だった日本中国友好協会都連合会事務局長の北中一永(かずなが)さん(71)は強く感じた。

 昨年九月ごろから準備を始めた。東アジアが緊張するなか、反対意見が出るのを心配したが、関係する団体からは賛同が相次いだ。北中さんは「みなが交流を求めていた」と振り返る。

 フェスタは、中国の伝統芸能の「変面(へんめん)」や韓国の伝統打楽器など十二演目のステージ。司会は日本語に、中国語と韓国語も交える。東京朝鮮中高級学校の舞踊部と合唱部が出演するほか、客席と一緒に盛り上がる企画もある。同校教員でフェスタを担当する朴龍浩(パクリョンホ)さんは「地域や草の根の交流は、互いを知り合うきっかけになる」と参加を楽しみにしている。

 午後二時半から、王子駅下車の北とぴあで。前売り三千円、当日三千五百円。小中高校生と障害者、留学生は、前売り当日ともに千円。問い合わせは、東アジア文化フェスタ実行委=電03(3261)0433=へ。

 

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