XMenu

沖縄出身の人が描いた戦争映画 ガマの惨劇、知って あす杉並で上映会

東京

2017年10月26日

沖縄戦を描いた映画「GAMA月桃の花」の上映を呼び掛けるポスター

 沖縄戦終結五十年を記念して一九九六年に製作された映画「GAMA 月桃(げっとう)の花」の上映会が二十七日、杉並区の西荻ターニングである。今年九月には、沖縄戦で住民が集団自決に追い込まれたガマ(洞窟)で、遺品などが壊される事件もあり、あらためて戦後を問い直す機会となりそうだ。

 映画は、米軍に追われた日本兵と避難民が最後の砦(とりで)として逃げ込んだガマの中で起きた惨劇を描いている。沖縄出身の人が初めて沖縄戦を描いた作品。月桃は、四月から盛夏に咲く白い花で、沖縄戦のあった時期に重なる。

 沖縄県読谷村(よみたんそん)の自然壕(ごう)「チビチリガマ」では九月、十代の少年たちが遺品や千羽鶴を破壊する事件が起き、衝撃が広がった。上映会を主催する藤原書店の藤原良雄社長(68)は「戦争がいかに愚かで、戦後も多くの人を苦しめるか。考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。

 上映会は二部制。一部(午後四時半開演)は映画を上映し、二部(午後七時から)は映画を製作した沖縄出身のシンガー・ソングライター海勢頭(うみせど)豊さんが歌と語りのライブで、平和への願いを込める。

 入場料は三千円で当日券あり。問い合わせと申し込みは藤原書店=電03(5272)0301=へ。 (木原育子)

 

この記事を印刷する